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ウィンブルドン優勝の丘

テニス四大グランドスラム・ウィンブルドン選手権。その試合を気軽に観戦できる、当日券に関しては、前の記事でお伝えしましたが、今回は決勝戦のお話です。

舞台はセンターコート。もちろん、セレブ気取りで帽子をかぶり、沸き立つ観客席から決勝戦を観戦することができれば、この上なく嬉しいのですが、まぁ、ご想像通り、そのチケットを入手することは、容易いなことではありません。ですので毎年、テレサーチコーディネーターは、決勝戦をパブで観戦することにしています。が、それ程たっぱのない日本人にとって、体格の良いイギリス人は天敵です。後頭部が邪魔… せっかくの見せ場を見逃してしまうことしばしば…

そこで、去年は趣向を変え、ウィンブルドン敷地内のパブリックビューイングに行ってきました。実際に決勝の行われるセンターコートの裏側に設置された巨大スクリーンは、緩やかな丘と対面しており、自然にできた野外映画館のようになっています。グラウンドパスで入ることのできる、この通称「ヘンマンの丘(Henman Hill)」では、決勝戦ともなると、熾烈な席とり合戦が繰り広げられます。ウィンブルドン中継で、試合の合間に、丘のテニスファンの様子が映し出されることがよくあるので、日本のお茶の間でもおなじみの光景ではないでしょうか。昨年はイギリスのアンディ・マレーが決勝戦まで勝ち進み、丘は、例年にも増して、地元のファンで埋め尽くされていました。

実はこの丘、ここ数年、ちょっとした話題となっています。まずは、こちらの動画をご覧ください。

この丘は、90年代に活躍したイギリス人テニスプレイヤー、ティム・ヘンマンにちなんで、「ヘンマンの丘(Henman Hill)」と呼ばれてきました。しかし近年、世界ランキングの上位に名を連ねるアンディ・マレーの活躍を賞し、「マレーの山(Murray Mound)」と改名した方がいいのではないかという意見もちらほら聞こえてきます。動画は、ウィンブルドン選手権のスポンサーを務める、大手飲料メーカー・ロビンソンがその話題をもとに作ったCMです。ご覧の通り、ヘンマン本人とアンディ・マレーならぬアンディママが、丘の名前をかけて決闘するパロディです。ちょっと愉快ですね。

熱戦の末、昨年は、地元のアンディ・マレーが優勝しました。勝利の瞬間の拍手喝采と大声援を目の当たりにすると、ここに「マレーの山」あり、と実感しましたが、未だ昔ながらの「ヘンマンの丘」という俗称の方が定着している様子です。