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トルコロケに行きましょう!

先日、久しぶりにトルコへ行ってきました。ロケではなかったのですが、日本から友達が遊びに来ていたので、週末を利用して、ロンドンとは雰囲気の違うイスタンブールに遊びに行きました。

アジアとヨーロッパの交差点、洋の東西が交わるトルコは、異国情緒に溢れています。チャイを飲みながらバックギャモンに興じる立派な口髭のおじさんたち。街に響き渡る祈りの声、アザーンの調べ。空にそびえるモスクのミナレット。他のヨーロッパの都市と比べると別世界が広がるトルコですが、実は、ロンドンからは飛行機でたったの3時間と、かなり気軽に行ける距離です。東京から北海道に海鮮丼を食べに行く感覚で、アラジンの世界にひとっ飛び、です。

トルコに行くのは、本当に久しぶりでした。イギリスから直行便も多く飛んでいるので、以前は定期的にトルコロケを組んでいたのですが、ここ数年、クーデターやテロの影響で、日本の撮影業界では、トルコでのロケを敬遠する風潮が蔓延していました。立て続けに起こった事件の標的は、主に、イスタンブールや首都アンカラに集中していました。 イスタンブールのアタテュルク空港では、2016年6月に40人以上の死傷者が出た爆破テロが起こり、その後7月のクーデター未遂事件の舞台にもなりました。テレサーチでは、このクーデター直後にトルコロケを組んだのですが、アタテュルク空港は厳重な警戒態勢がしかれており、ロケ車を空港につけることすら許されず、かろうじて空港にやってきた現地スタッフと共に、重い機材を担いでぞろぞろと地下鉄移動するしかありませんでした。その後もトルコではテロが相次ぎ、撮影隊の足が遠のき、一気にトルコが遠い存在になってしまいました。

そんなトルコも情勢が落ち着いてから、1年が経ちました。トルコ東部では、相変わらずニュース沙汰になる事件がちらほら起こっていますが、イスタンブールやアンカラでは、2017年の1月に起こったテロを最後に、目立った事件は起こっていません。イスタンブールの街は、再びロシアやヨーロッパからの観光客で賑わいをみせていますが、日本人観光客は未だに稀です。バザールの商人からは、「ニホンジン、ヒサシブリダヨ、10ネンブリ!(笑)」などと珍しがられるほどでした。とはいえ、朝もやの中に浮かぶブルーモスク、凛として建つアヤソフィアは、一見の価値あり。初めてトルコを訪れた友人も、その美しさにうっとりしていました。そろそろ撮影でも戻りたいな、と思った旅でした。