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撮影コーディネーターおすすめロケ地:ポルトガル・ロカ岬

180度に広がる水平線。この水平線の先には何があるのか、と想像力が膨らみます。

ヨーロッパとアジアを合わせた大陸、ユーラシア大陸。その最西端、ポルトガルのロカ岬からの景色です。

『ここに地終わり、海始まる』

岬には大西洋を見守るかのように、ポルトガルの詩人、ルイス・デ・カモンイスの有名な一節が刻まれた石碑がありました。

ポルトガル史上最大の詩人と言われるルイス・デ・カモンイス。ユーロ導入前のポルトガルの通貨エスクードの紙幣には、彼の肖像が印刷されていました。また、彼の名にちなんだ、ポルトガル語の作品においてノーベル文学賞に匹敵すると言われるカモンイス賞もあるほどです。

彼が生きた16世紀、ヨーロッパは大航海時代のまっただ中。大航海時代は、15世紀から始まったと言われており、ポルトガルとスペインは大海原へ新航路を求めて競うように船を進めていきました。目の前に広がる広大な大西洋を前に、この先に何が待っているのかと期待を胸に出発した、冒険家たちのスタート地点です。

一方、日本のバックパッカーたちのバイブルとも言える、沢木耕太郎の「深夜特急」の中でも、筆者は最西端の地としてポルトガルへ向かいました。最西端ということで、ロカ岬へ向かったと勘違いする人もいますが、ストーリーの中で向かっているのはロカ岬よりも南の街、サグレスにあるサン・ビセンテ岬というところです。この岬で、沢木耕太郎が旅の終わりを決心しました。

ある人にとっては終わりであり、ある人にとっては始まりである。

ここを訪れた旅人達は、大西洋に沈みゆく見事な夕陽を眺め、感慨にふけったことでしょう。