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撮影コーディネーターの徒然日記
Culture

ロンドンのチューブは遅れます

パンデミックの影響で、ここ1年間Working from homeが一般的になりました。日本ではテレワークというのでしょうか… いわゆる在宅勤務のことです。その為、通勤時の満員電車や、しょっちゅう遅れるチューブ(地下鉄)にいらいらすることもなくなりました。

ロンドンのチューブは、世界最古の地下鉄です。およそ150年前に開通しました。想像するに、当時はすごく近未来的な乗り物だったに違いありません。そもそもイギリスは鉄道発祥の国。1825年、産業革命で栄えたイングランド北部ストックトン・ダーリントン間で、世界で最初の旅客用蒸気機関車が開通しました。続いて1830年にはリバプール・マンチェスター間で開通。レール幅の世界基準をスチーブンソンゲージと呼ぶそうなのですが、これは、イギリスの鉄道開発を指揮した「鉄道の父」ジョージ・スチーブンソンに由来します。

輝かしい過去を誇るイギリスの鉄道ですが、現在では、ダイヤの乱れは日常茶飯事、欠便になることも多く、イギリスロケでは鉄道を使わないのが鉄則です。日本の鉄道とはレベチです。そもそも日本の鉄道は、イギリス人助っ人の技術力に助けられて開通したというのに、現在では、日本の鉄道の定時制には一切太刀打ちできない状態です。

チューブも遅れることが前提なので、遅延のアナウンスもウィットに富んだ冗談交じりで、日本的な丁重な謝罪とは異なり、ほぼ開き直った感じです。出勤時にチューブが遅れ、同僚とチューブの文句を言いあった日々。今では、ちょっと懐かしい光景です。