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撮影コーディネーターの徒然日記
Culture

ロンドンの地下鉄はチューブです

ロンドンの地下鉄は、今も昔も変わることなく、人々から「チューブ」の愛称で親しまれています。諸外国の言葉で、地下鉄はアンダーグラウンドだったり、メトロだったり、サブウェイだったりするかと思いますが、ロンドンでは絶対に「チューブ」です。もしロンドンで「サブウェイはどこですか?」と聞いた日には、サンドイッチのファーストフードチェーンに案内されてしまうので要注意です。

チューブの愛称の由来は至ってシンプルで、トンネルの形状が円筒形のチューブ状だったからだそうです。1863年の開通当初の地下鉄は、今のように電気動力ではなく、もくもくと煙が出る蒸気機関車が地下を走っていました。その為、絶えず煙や蒸気をトンネルの外に排出するシステムを考える必要があり、浅く掘るカットアンドカバー工法で建設が進められました。この工法により出来上がった地下トンネルが長いホース状のチューブの様な形状をなしていたことから、1890年頃にチューブというニックネームが定着したそうです。今日では、地下トンネルだけでなく、地下鉄車内やプラットフォーム、乗り換えコンコースも円形のアーチを描き、いたるところが丸く設計されています。

見かけはとても可愛いロンドンのチューブですが、車両も丸くカーブしているため、背の高い人がドアのそばに立つのは少々困難です。電車が混み合う時間帯、車両のカーブに合わせて体を丸く傾けて立っている人々の姿もチューブならではの光景です。 それを見ていると、ロンドンの地下鉄は、やはりアンダーグラウンドでもメトロでもサブウェイでもなく、チューブなのだなぁと実感します。

次のロンドンロケでは、一緒に体を丸く傾け、チューブに揺られて移動してみましょう!